随時更新視点・解説イラン攻撃なぜ起きた? 終結へ交渉の行方は? 知っておきたい要点2026年2月28日 17時00分(2026年4月13日 23時40分更新)有料記事大野良祐 カイロ=其山史晃印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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米国とイスラエルによるイランへの先制攻撃で始まった戦闘は、1カ月以上を経て交渉段階に入ったが、仲介国パキスタンでの直接協議では合意に至らなかった。イランによるホルムズ海峡の封鎖という難題に打開策を見いだせないトランプ米大統領は、米軍による「逆封鎖」を打ち出した。双方はこのまま停戦期限を迎え、戦闘は再開されてしまうのか。押さえておきたいポイントをQ&A形式でお届けします。記事のポイント①なぜ攻撃したのか?②イランはどんな国③なぜ仲が悪いのか?④イランの核開発問題⑤イラン周辺の米軍の戦力⑥新指導者選出の影響は?⑦これまでの戦況は?⑧戦闘終結めぐる交渉の行方①米国とイスラエルは、なぜイランを攻撃したのか? 緊張が高まったきっかけは、イラン当局が昨年末から全国に広がった政府への抗議デモを弾圧したことだ。今年に入り、「米国とイスラエルに訓練された工作員による破壊工作が広がっている」と主張して、武力を使って抑えつけた。イランの公式発表でも死者は民間人を含む3117人にのぼり、海外に拠点を置くイランの人権団体などはさらに多くの死者が確認されたとしている。 トランプ米大統領はデモを支持し、「助けはもう来る」などと発信して、米国が軍事介入する可能性を示唆した。1月中旬に抗議デモが鎮圧された後も、トランプ氏は「イランへ大艦隊が向かっている」と圧力をかけ続け、懸案となってきた核開発問題などを話し合う席にイランをつかせた。 米国とイランは2月に入って3回の高官協議を開いたが、同月28日にイスラエルと共同でイラン攻撃に踏み切った。トランプ氏は攻撃目的について、「イランの政権からの差し迫った脅威を排除することで米国民を守る」と説明し、イランに核兵器を持たせない意思を明確にした。イスラエルのネタニヤフ首相も、作戦の目標について、「イスラエル、米国、世界を脅かすイランの核兵器と弾道ミサイルの開発を防ぐこと」としている。【初日の動き】米国とイスラエルが攻撃開始、イラン反撃②イランはどんな国? 国土は日本の4.4倍で、人…この記事は有料記事です。残り3752文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人大野良祐GLOBE編集部 記者専門・関心分野東南アジア・南アジアの政治社会、生活文化、民主化問題、環境問題、イラン情勢其山史晃中東アフリカ総局長専門・関心分野中東、安全保障、地政学、テロリズム関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする