東日本大震災の津波で1階に泥が流れ込んだ小学校。近くまで船が流されていた=2011年3月18日、岩手県大船渡市三陸町

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2011年の東日本大震災の際に、地球内部の核で反射した地震波が引き金となって、5ミリ程度の東向きの地殻変動が日本全国で起こったとアメリカの研究チームが解析した。こうした地震波が、地震リスクを高める新たな要因になる可能性も示した。 チームが注目したのは、「ScS」と呼ばれる地震波。地球の構造は外側から地殻、マントル、核からなるが、核で反射した波がScSだ。地表と核を往復、約6千キロを伝わった後も衰えにくい。マグニチュード(M)9の地震後、この地震波が多くの観測点に到着した時に、測位衛星システム「GNSS」は、5、6ミリの東向きの地殻変動をとらえていた。 M9の本震は太平洋プレートの沈みこみ境界が南北約500キロ、東西約200キロの範囲でずれ動き、宮城県では東向きに5メートル以上の地殻変動が観測され、その後も変動が続いた。 チームは本震開始後、約10~20分後のデータを詳細に調べて検討した結果、全国でほぼ同時に観測された最大5ミリ程度の地殻変動は、この本震のプレート境界のずれによるものではなく、観測誤差でもないとした。 ScSが地球の核から日本列…