ストーリー「脱走の女王」ミンファ逝く 驚異のフィジカルと頭脳、全国に子や孫本間沙織印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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「脱走の女王」が旅立った。破天荒な振る舞いと、くるくる変わる表情で、多くの人の心をつかんだ。飼育員にも来園者にも愛された19年だった。 福井県鯖江市の西山動物園によると、レッサーパンダのミンファが死んだのは5月21日午後11時1分。人間でいうと90歳を超える大往生だった。5月に入って、餌を残したり、休んでいる時間が長くなったりしていたという。死因は加齢による衰弱とみている。 ミンファは2006年6月、千葉県の市川市動植物園で生まれた。08年3月に西山動物園に来園。新しい環境に慣れるため、非公開施設で過ごしていた翌4月、事件は起きた。 「逃走した!」 飼育員から市に連絡があったのは午後5時半ごろ。昼前には屋外飼育場にいたミンファが、午後3時ごろには姿を消していたという。 木をよじ登り、高さ2メートルの金網を越えたとみられる前代未聞の脱走劇。警察官や市職員らが150人態勢で捜索し、警察犬も出動する事態となった。 翌日午後、園から1キロほど離れた住宅地で発見。側溝のふたの間から時折顔をみせるミンファを包囲し、吹き矢で麻酔薬を注射して約24時間ぶりに捕獲した。 飼育員の中嶋公志さん(52)は、休日に「脱走」の連絡を受け、信じられなかったと振り返る。「まだ幼くて木を登るのもゆっくりだった。ミンファの身体能力を侮っていました。ひょいと乗り越えたら、見たことのない世界が広がっていたんでしょうね」 ミンファが戻ると、園は入り…この記事は有料記事です。残り1502文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







