「美しいダイヤモンド」のため顧問にも注文 整備用具を自作した球児2026年6月18日 7時00分中川壮印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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■ALL FOR ONE:2 第108回全国高校野球選手権岡山大会は7月11日、58校54チームによる熱戦の幕が開きます。一つの目的に向かって力を合わせる、個性あふれる人たちの姿を県内の各校から随時紹介します。【ALL FOR ONE:1】「努力は裏切らない」未経験者で高校野球に、「元前衛」がかなえた夢 勝山(岡山県真庭市)の中堅手、松岡祐季選手(3年)は「グラウンド整備の達人」だ。美しいダイヤモンドを追い求めるあまり、車で牽引(けんいん)する整備用具を自作した。 2年の時から部の「整備リーダー」を務めている。特に自信があるのはマウンドの補修だ。 へこんだ場所は湿らせた砂を入れて平らにする。全量を一度に入れず分けて入れる。「その方が固まりのムラがない」 2025年春、グラウンドに小石が目立つようになっていた。イレギュラーバウンドが起きやすいうえ、滑り込んだ時に痛いし、ボールも傷む。 整備の際、表面を掘り返して小石を土に混ぜ込んでいないのが原因だ。その役目を主に担う車で引く金属製の器具は、年月を経て摩耗し掘削力が衰えていた。リーダーとして立ち上がった。「ガリ」を結びつけ T字形で横棒部分が爪状になった「ガリ」と呼ばれる整備用具がある。長方形の金属にガリ5本を結びつけたうえで、使い古したピッチャープレートを重しにし、新たな器具を作り上げた。 実際に使いながら改良を重ねた。ひもを頑丈にしたり、重しを増やしたり。今の形になったのは26年春だ。途中から後輩2人が手伝ってくれた。 改善したい点はまだある。雨が降った翌日など表面が軟らかいと、掘りすぎてしまう。 案はある。器具の下側に小さなタイヤを付ければ、表面の硬軟に関係なく掘る深さを一定にできるのではないか。「その改良は後輩に任せたい」 練習場への愛は深い。「体育とかで無神経にグラウンドを蹴りよる人には、ちょっと腹が立ちます」と穏やかに言う。 器具を引く車を運転する水嶋利玖顧問(24)には、時速20キロ未満の厳守を求めている。「スピードが速いと、『でこぼこになる』と怒られる」と水嶋さんは笑顔で話す。 主将でもある。近づく選手権岡山大会に向けて腕を撫(ぶ)す。「地道に続けてきたことをちゃんとやって、ちょっとでも良いプレーができるようにがんばりたい」有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人中川壮岡山総局専門・関心分野途上国開発、ラグビー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






