長野市立博物館の収蔵庫。新たに収蔵できるスペースはほとんどなく、換気用のダクトの上にも箱が積まれている=2026年3月、定塚遼撮影
[PR]
収蔵庫が満杯になり対応に困る博物館が各地にある中で、研究者や学芸員など約280人でつくる「博物館コレクション管理研究会」は17日、資料の収集や処分についての基本理念を発表した。スペースの不足による収蔵品の廃棄は「許されない」とし、廃棄は他館への移管など他のあらゆる方法を検討し尽くした後の「最終手段」と位置づけている。 日本博物館協会の2024年度の調査では、6割を超える博物館が収蔵庫が満杯、もしくはほぼ満杯だと回答している。 博物館の収蔵庫を巡っては、文化庁が3月末に「博物館の設置及び運営上の望ましい基準」を改める告示を出し、資料の譲渡や廃棄などを検討する際には手続きの透明性を確保することや、廃棄は他の手段を検討した上でやむを得ない場合に慎重に行うことが記された。告示に法的拘束力はなく、各館に守らなくてはいけない義務もないが、この告示で廃棄が可能になった、とする情報が広がった。 研究会の会長を務める金山喜…






