深掘りカイロ=小暮哲夫印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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戦闘を続けてきた米国とイランが、和平に向けた「覚書」に合意した。覚書とはどんなものなのか。これから予想される課題は何なのか。これまでの経緯とともに解説する。トランプ氏「合意成立」と発表、イランも「最終決定」 戦闘終結へ①覚書とは? 米国とイランが結んだ覚書(Memorandum of Understanding=MOU)は、4月から続いてきた一時的な停戦ではなく完全な戦闘終結と和平を実現するため、双方が合意した基本的な枠組みを定めたものだ。 イランの核開発問題、イランに科せられた経済制裁などの課題について詳しく話し合っていき、最終的な合意を結ぶために、60日間の協議期間を設けた。②そもそも戦闘はなぜ始まったのか? 米国とイスラエルは2月28日、イランを先制攻撃した。トランプ米大統領は、核開発を進めるイランが「差し迫った脅威」だと話した。核兵器を持たせないためにイラン政府を攻撃する、という説明だった。 米国とイスラエルは、イランの最高指導者(当時)のアリ・ハメネイ師を空爆で殺害し、連日、イランの軍事施設やエネルギー施設などを空から攻撃した。 これに対してイランは、イスラエルやアラブ首長国連邦(UAE)などペルシャ湾岸諸国にある米軍施設やエネルギー施設にミサイルやドローンで反撃した。 同時に、自国の沿岸にあるペルシャ湾のホルムズ海峡を事実上封鎖して、船が通れないようにする手段に出た。日本を含む各国の原油調達が滞り、原油価格は跳ね上がった。米国のガソリン価格も上がり、トランプ政権に打撃を与えた。③4月に一時停戦してから覚書に至る経緯は? 戦闘が長引くなか、米国とイ…この記事は有料記事です。残り1054文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小暮哲夫中東アフリカ総局員専門・関心分野中東、オセアニア、東南・南アジア、多文化社会関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








