【動画】大阪府北区、映画館のパブリックビューイングで応援する日本代表のサポーターたち=2026年6月15日、米田怜央撮影
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サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会で、日本は初戦をオランダと2-2で引き分けました。 グループリーグ突破の鍵となる試合をリアルタイムで応援しようと、早朝にもかかわらず日本各地でファンが集まり、大きな声援を送りました。各地で記者が目撃しました。 試合が終了すると、東京都渋谷区のスクランブル交差点には、近くのスポーツバーなどで観戦したユニホーム姿のサポーターが集まった。 「オー ニッポン、ニッポン」とコールを叫びながら、ハイタッチ。大勢の警察官が、交通整理にあたっていた。 横浜市の大学生(20)は終電で渋谷に来て、中学校時代の同級生と観戦。「最後に追いついて感動した。同点で十分。ありがとう」と喜んだ。早朝の映画館で「いい引き分け」 大阪の映画館「梅田T・ジョイ」では後半、サポーターの喜びと悲しみが揺れ動いた。シュートを決められると頭を抱え、得点が決まると立ち上がって肩を組み、喜びを分かち合った。 大阪市都島区の会社員、朝田鐘平さん(43)は、知人2人とともに「サムライブルー」色のかつらで観戦。「見応えのある試合だった。ランキング上位に引き分けなのは、いい引き分けだと思う」と話した。「自信がついたと思う、次の試合もがんばってほしい」「MVPは小川航基選手」 パブリックビューイングが行われた岐阜県の各務原市役所では、点の取り合いになった後半も熱気に満ちていた。 1点リードされて迎えた後半44分、小川航基選手のヘディングから同点に追いつくと、会場はこの日一番の盛り上がり。参加者は大きくバンザイをして喜んだ。周囲とハイタッチする人もいた。 高校2年の馬渕亮太さん(16)は「先制点をオランダに決められてから点の取り合いになったが、土壇場で追いつけて良かった」と笑顔。この日のMVPに小川選手の名前を挙げた。相手の高身長の選手に競り負けなかったのが良かったと話していた。後半、中村敬斗のゴールに総立ち 後半12分に中村敬斗選手が同点ゴールを決めると、東京都文京区のパブリックビューイング会場では、サポーターが総立ちになった。 試合前に「中村選手が決めてくれる」と話していた東京都国立市の自営業、藤谷尋也さん(29)は、昨年11月に国立競技場であった日本戦を観戦し、より応援への思いを強めてパブリックビューイングを訪れた。 好きな選手はもちろん中村選手。理由は「ビジュ(アル)が8割」と笑う。だが、「プレースタイルも好き。左から切り込んでシュートを決めてほしい」と期待を込めて応援していた。 期待通り、中村選手がゴールを決めると藤谷さんは満面の笑みで喜んでいた。前半は0-0「失点する気しない」 序盤から攻め込まれる日本代表に、東京都文京区のパブリックビューイング会場のサポーターは何度も息をのんだ。 前半3分にGK鈴木彩艶選手が好セーブをみせると、会場から歓声があがった。埼玉県の会社員、尾崎弘昌さん(34)は「キーパーは今までの日本代表の中でも1番だと思う。失点する気はしない」と話す。 言葉の通り、鈴木選手が何度も好セーブをみせた。前半を無得点で終え、尾崎さんは「後半勝負。我慢強く守り、攻撃に転じてほしい」と話した。 大阪市のパブリックビューイング会場でも、前半は日本の積極的なディフェンスに拍手が起こった。シュートが外れると落胆の声も上がった。 会社員の千国真二さん(40)は、大阪に住む知人と観戦するため長野県松本市から駆けつけた。仕事は休みを取り、「せっかくなので日本にはぜひ勝ってほしい」と話す。 「攻めるオランダ、カウンターの日本。見ていておもしろい試合です」。活躍が目立つ選手は前田大然選手と鈴木彩艶(ざいおん)選手だという。「大然はディフェンスもカウンターも素晴らしい。鈴木もあれだけ攻められても全てセーブしている」。後半では「得点まで攻めきってほしい」と話す。【動画】大阪府北区、映画館のパブリックビューイングで応援する日本代表のサポーターたち=2026年6月15日、米田怜央撮影岐阜・各務原市役所でも50人が声援 DF鈴木淳之介選手の地元、岐阜県各務原市の市役所では15日、オランダ戦のパブリックビューイングが開かれている。市民ら約50人が駆けつけ、会場は熱気に包まれた。 参加者は青色のうちわに応援メッセージを書いて応援。日本の選手が相手からボールを奪ったり、好機を演出したりすると大きな拍手が巻き起こった。 会場で声援を送っていた黒木雄大さん(25)は「前半に失点しなかったのは大きい。後半の入り、日本の攻撃に期待したい」と話した。午前4時からトークショー始まる 午前4時すぎ。パブリックビューイング(PV)があるJFAサッカー文化創造拠点「blue-ing!」(東京都文京区)では、トークショーが始まった。 午前0時の開場と同時に、徹夜で並んだ約150人のサポーターがモニター前の席を取り合い、まもなく200席の大半が埋まった。「戦い始まっている」 「選手と同じ気持ちです。もう戦いは始まっているので、応援の準備をしています」。日本代表のユニホームを身にまとい、日の丸のはちまきを巻いた埼玉県川口市の会社員、山口達也さん(47)は試合開始が待ちきれない様子だった。 Jリーグが始まった1993年ごろから国内、海外かかわらず、ずっとサッカーを見てきた。2010年の南アフリカ大会と22年のカタール大会では現地観戦した。 特にカタール大会で勝利したドイツ戦は「感動した」。今年も現地へ行きたかったが、物価高などの関係で諦めた。 14日午後10時にはPV会場に到着。気持ちを込めて、日本から声援を送る。「日本からでも魂を現地に届けることはできる。初戦が大事なことはみんな分かっている。負けなきゃいい、引き分けもしくは勝ってほしい」。「みんなで熱狂できる」 東京都内に住む会社員の山本真実さん(33)は「めっちゃドキドキしています。試合に出るわけでもないのに」と笑う。 サッカーにはまったのは13年前。広島県に住んでいたときにJリーグの試合を見たことがきっかけだった。カタール大会は映画館でPVした。「みんなで熱狂できることがいい。仕事への活力になる」と話す。 カタール大会で伊東純也選手が好きになった。伊東選手を追っているうちに、同チームに所属していた中村敬斗選手も好きになった。今日は中村選手と伊東選手のユニホームを持って応援する。「2人のコンビネーションが見たい。そして勝ってほしい」と祈った。大阪・梅田の映画館に380人 JR大阪駅から徒歩4分の映画館「T・ジョイ梅田」でもPVが行われ、試合開始前には約380人のファンたちが集まった。サムライブルーのユニホームだけでなく、タオルなどのグッズを持つ人も。 立命館大学3年の米里康徳さん(20)は、昨晩の居酒屋でのアルバイトが午後10時半に終わってから一睡もせずに応援に臨んだ。顔全体を白く塗り、両頰には赤い絵の具で日の丸を描いている。「初戦が一番大事、ここで勝てたら優勝も見えてくる」 地元大阪出身の前田大然選手のユニホームを身にまとう。「前田選手の前線からのプレスが勝負の鍵になると思った。日本の勝利のために頑張ってほしい」渋谷で店を探してさまよう人も 東京都渋谷区のスクランブル交差点付近のスポーツバーには15日早朝、試合を観戦しようと多くのサポーターが集まった。多くが事前予約制やチケット制ですでに満席になっている。 埼玉県の会社員男性(40)は有給休暇を申請して渋谷に来たが、空いているスポーツバーがなく、雨の中、店探しをしていた。「渋谷にくればどこか空いていると思ったが、今回は厳しいですね。試合開始までにどこかに入れれば」と困り顔だった。オランダからも日本に声援 対戦国のオランダでは、現地時間14日午後10時のキックオフ。首都・アムステルダム中心部にある繁華街では、人々がビールを飲みながら大型モニターで観戦した。 オランダ代表を応援するオレンジ色のTシャツを着た現地のファンに混じり、1人、青い日本代表のシャツで応援する日本人の姿があった。オランダ国内の大学院に通う中野智揮さん(24)は「勝つといいなと思います」と話した。













