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忙しい上海市民の朝に打ってつけ「雑糧煎餅」 地味な見た目だが、出店に並ぶのが前夜から楽しみで早起きしてしまう。中国・上海には、そんな多幸感に満ちた朝食がある。 「雑糧煎餅(ツァーリアンチエンピン)」。「煎餅」と書くが、この場合は薄く焼いたクレープのような生地のことを指す。その生地で具を包むので「中華クレープ」という呼びの方が近い。「雑糧」は雑穀の意味で、生地はトウモロコシやコーリャン、大豆などの粉を混ぜて発酵させて作る。市内のいたるところに出店があり、通勤・通学の人たちが列をつくる。 作り方はシンプルだ。熱した鉄板にもっちりした生地を薄く伸ばし、その上に生卵を落とし、くずして広げる。生地に程よく焼き色がついたら素早く鉄べらで鉄板からはがす。刻んだネギ、パクチー、ザーサイを散らし、テンメンジャンを折りたたんだ生地に塗り、小麦などを薄い板状にした揚げ菓子を包めば完成だ。【連載】世界グルめぐり 日本にいながら各国料理を食べられる。そんな時代でも、本場でしか味わえないスペシャルな一皿があります。特派員たちが世界各地をめぐり、とっておきのグルメを紹介します。■起源は遠く離れた山東省、今…







