深掘り配球役を封じて終盤に勝負できるか オランダ戦を筑波大蹴球部が分析2026年6月14日 7時00分分析・筑波大蹴球部 平野翔 木戸健太郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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日本代表やJリーグのクラブで活躍する人材を生み出してきた筑波大蹴球部の分析スタッフが、人工知能(AI)を用いた分析会社「Bepro(ビプロ)」の協力を得て、ワールドカップ(W杯)北中米大会での日本代表の対戦相手を分析する。14日(日本時間15日)の初戦で戦うオランダは強豪だが、付けいる隙はあるとみる。ボール保持率は高いが オランダの攻撃は、ボールを保持する時間の長さに特徴がある。 2025年11月のW杯予選ポーランド戦では支配率58.2%、パス数611本、パス成功率93.9%という数字を残した。先日の国際親善試合、アルジェリア戦でも支配率52.9%、パス501本、成功率88.2%を記録し、後方から丁寧に前進する形を見せた。落選の三笘薫、涙のPK戦で固めた覚悟 負傷後に周囲へ伝えた言葉 中心にいるのがMFフレンキー・デヨング(バルセロナ)だ。ポーランド戦ではアタッキングサード(攻撃方向へピッチを3分割したとき、もっとも相手ゴールに近いエリア)へのパスを28本中27本の高確率で通した。アルジェリア戦でも途中交代した後半24分までにパスの受け手と出し手として95回プレーした。 日本はまず、この配球役に前を向かせないことが重要になる。 ただし、オランダの保持は得点に直結しているわけではない。ポーランド戦ではシュートは8本にとどまり、ポーランドの12本を下回った。アルジェリア戦でも15本のシュートを放ちながら無得点。中央を締められると、最後はサイドを中心に回す展開や難しいクロスに頼る場面が増える。日本はデヨングへの縦パスを消し、センターバックやサイドバック(SB)に持たせながら外へ誘導したい。 勝負どころは後半30分以降だ。アルジェリア戦ではその時間帯にパス数が減り、成功率も83.7%に。支配率もそれまでの時間帯より低下。反対にアルジェリアはこの時間帯、パス数を増やし支配率も47.0%まで押し戻した。オランダの保持と押し込む圧力は終盤に弱まる。 交代後の連係にも隙がある。後半24分以降に投入されたオランダの6選手は、合計パス成功率が75.9%。特に縦パスは62.5%で、アタッキングサードでのパスになると61.5%にとどまった。前進の精度が落ちるこの時間帯に、日本がボールを奪ってすぐ前向きの選手へパスを通せれば、中盤と最終ラインの間、SBの背後、逆サイドの大外にスペースが生まれる。 アルジェリアが後半41分に決勝点を奪ったのも、この終盤の流れの中だった。日本はただ耐えるのではなく、後半30分以降を勝負の時間にしたい。デヨングを消し続け、奪った瞬間に縦へ、そして背後へ。オランダの精度が落ちる時間帯を突ければ、日本にも好機は十分にある。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








