深掘り中央にいないイサクとヨケレス スウェーデンを筑波大蹴球部が分析2026年6月26日 6時00分分析・筑波大学蹴球部 大河内雅也 上田一斗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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日本代表やJリーグのクラブで活躍する人材を生み出してきた筑波大蹴球部の分析スタッフが、人工知能(AI)を用いた分析会社「Bepro(ビプロ)」の協力を得て、ワールドカップ(W杯)北中米大会での日本代表(世界ランキング18位)の対戦相手を分析する。第3戦で対戦するスウェーデン(38位)は戦い方が明確という。 格下のチュニジア(45位)に5―1で大勝し、格上のオランダ(8位)に1―5で大敗。1次リーグ(グループリーグ)の2戦で大きく明暗が分かれたスウェーデンだが、そのスコアと同様に彼らの特徴は攻守でかなりはっきりとしている。落選の三笘薫、涙のPK戦で固めた覚悟 負傷後に周囲へ伝えた言葉サイドでパスを受ける傾向 スウェーデンが得意な攻撃の形は速攻。相手のプレスをはがすと一気にスピードアップし相手陣へ。この速攻で鍵を握る選手が2人のFW、イサク(リバプール)とヨケレス(アーセナル)だ。 イングランドの名門クラブでプレーする2人は、さまざまな形でスウェーデンの攻撃の起点となる。 チュニジア戦で彼らがパスを受けた地点を見ると、コートの中央で構えてボールを受けることの多い一般的なFWに比べ、サイドや相手の背後で受けるプレーが多い。彼らがよりスペースのあるエリアでボールを受けることで、スウェーデンは一気に相手陣に前進し、ゴールに迫る。 また、チュニジア戦での2人の間のパス交換は10回と、ディフェンダーを除くと最も高い数値を記録した。個の突破力はもちろん、彼ら同士の関係性や互いを生かすプレーも相手の脅威となる。 日本はこの2人のFWにボールを入れさせず、自由にプレーさせないことが、勝利に向けた重要なポイントだ。日本がチュニジア戦で見せた、DFや2ボランチを中心とした相手の攻撃の芽を摘む守備に期待したい。地上戦に弱点 一方で、スウェーデンは守備でも特徴が分かりやすい。 スウェーデンの3人のセンターバック(CB)の平均身長は190.3㌢、日本代表の初戦の3選手の平均身長が185.7㌢であることから、空中戦には自信のあるメンバーがそろっているといえる。特に中央のCBヒエンは、浮いたボールを前向きにはね返すプレーが持ち味で、チュニジア戦では空中戦で100%の勝率をたたき出した。 その一方で、足元でのプレーやパスワークへの対応には不安があり、チュニジア戦での地上戦の勝利数は、3人のCBを合計しても0回だった。第2戦のオランダ戦でも低いクロスボールから三つの失点をしており、地上戦の守備対応は明確にDF陣の弱点である。 スウェーデンが得意な空中戦ではなく、日本の武器の一つである組織的なパスワークでゴールに迫ることで、試合を優位に進めて得点を奪いたい。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません