現場からカギ握る遠くに飛ばない「ベテラン」 トキ定着へ、放鳥はオスを先に杜宇萱印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

国の特別天然記念物・トキ8羽が、本州で初めて能登半島中部の石川県羽咋(はくい)市で放鳥されてから、14日で2週間になる。放鳥場所近くの仮設ケージに入れられていた10羽も近く、扉が開かれ放たれる。 今回の放鳥は、箱から直接放つ「ハードリリース」と、仮設ケージで慣らしてから放つ「ソフトリリース」の二通りの方式で実施した。環境省によると、併用する形を取ったのは、定着を図るためだった。 5月31日にハードリリースしたのはすべてオスで、12歳のベテラン1羽と野生で生存率が高い1~2歳の若鳥7羽だ。ベテランはあまり遠くに飛んでいかないといい、若鳥もベテランにつられ、放鳥場所の周辺にとどまることを狙ったという。 一方、近くソフトリリースするのは、1歳のメス8羽と2歳のオス2羽。鳥類はメスの方が出生地から遠くに飛んでいく傾向があり、オスのあとから放つことで、オスの近くに寄っていくことを期待しているという。 トキの居場所を把握するため、すべてのトキの脚には、GPS発信器を着けている。 ハードリリースした8羽は5月31日以降、能登半島の6市町と半島の付け根にある富山県の3市で確認されている。6月10日時点では、石川県内の3市町に4羽、富山県小矢部市に1羽おり、3羽は「不明」になった。 発信器の電源が小型のソーラーパネルのため、日照不足で電圧が低下するとデータが取れなくなることがあるといい、太陽光を浴びれば再び居場所が分かるようになるという。 環境省の担当者は「いまは好…この記事は有料記事です。残り501文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人杜宇萱金沢総局専門・関心分野災害、労働、写真・映像関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする