2025年11月19日、米首都ワシントンで開催されたイベントに出席したイーロン・マスク氏=ロイター

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実業家イーロン・マスク氏(54)が率いる米宇宙企業「スペースX」が12日に行った新規株式公開(IPO)には、株式を買いたい投資家が殺到し、史上最大の資金調達額を記録した。これほどまで期待が集まるのは、今や世界初の個人資産1兆ドル(約160兆円)以上の「トリリオネア(兆万長者)」にまで上り詰めたマスク氏の経営者としての実績がある。ただ、スペースXの壮大な計画にはリスクも指摘され、株価の大きな浮き沈みを警戒する声もある。史上最大12兆円調達のスペースXとは 火星に移住計画、リスクは? 名だたるテック企業が集まる米西部カリフォルニア州のパロアルト。目抜き通りを外れた建物の1室で1995年、イーロン・マスク氏が弟のキンバル・マスク氏らとともに初めて起業した会社が「ジップ・ツー」だ。当時24歳で、合格した近くの名門スタンフォード大院への進学をやめたばかりだった。 ジップ・ツーが手がけたのは、地図とルート、電話帳にある施設情報を組み合わせた、今のグーグルマップのようなサービスだ。「野心的でエネルギッシュ」 「野心的でエネルギッシュ」…