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実業家イーロン・マスク氏が率いる米国の宇宙企業「スペースX」が12日、米国のナスダック市場で新規株式公開(IPO)しました。自社の株式を市場に売り出し、投資家からお金を集めるもので、調達額は約750億ドル(約12兆円)と史上最大になりました。その資金を使ってスペースXは何をしようとしているのか、なぜ注目されているのか。ポイントを説明します。マスク氏、世界初「兆万長者」へ スペースX上場に高まる期待と不安記事のポイント(1)どんな会社か?(2)ナスダック市場で何をしたのか?(3)集めたお金は何に使う?(4)事業のリスクは?(5)AI開発競争への影響は?(1)どんな会社か? 米国の電気自動車大手テスラの最高経営責任者(CEO)でもあるマスク氏が2002年に創業した。ロケットの開発や、宇宙からネット回線を提供する衛星通信「スターリンク」の運営のほか、今年2月にはAI(人工知能)開発企業「xAI」を買収し、生成AI「Grok(グロック)」やX(旧ツイッター)も手がける。 強みは、自社で開発した低価格なロケットだ。かつて「使い捨て」が常識だったが、スペースXは一部を地上に戻して再利用する仕組みを開発し、打ち上げコストを大幅に引き下げた。おかげで自社の衛星を大量に打ち上げることができ、スターリンクも整備された。現在、このスターリンクなどの通信事業が売上高の6割を占める。(2)ナスダック市場で何をしたのか? 株式会社は自社の株式を発行…