なぜ「クサいメシ」ではダメなのか 識者が伝えたい刑務所の変化聞き手・小泉浩樹印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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テレビドラマをきっかけに、刑務所の食事に注目が集まっています。食育を通じた立ち直り支援に期待する声がある一方で、「受刑者に税金で良い食事を与える必要があるのか」という声も聞かれます。そもそも刑務所における更生とは何か――。現場に詳しい元札幌矯正管区長の中島学・福山大教授に変化と課題を聞きました。「クサいメシ」を「ウマいメシ」に 刑務所の栄養士が導く社会復帰 ――刑務所の受刑者の待遇は変わってきていますか。 大きく二つの流れがあります。一つは、名古屋刑務所での暴行事件などを受けた処遇の見直しです。呼び捨てをやめるなど、日常的な接し方も改められました。こうした流れが、閉鎖的だった施設を徐々に開いていこうという方向につながっています。もう一つは2025年6月の刑法改正による拘禁刑の導入です。 ――拘禁刑で、何が変わりつつあるのでしょうか。 大きく変わったのは、目的です。従来は「施設に収容して懲らしめのための作業を科す」ことが中心でしたが、いまは立ち直りのために必要な作業や指導を行うことが制度として明確になりました。現場では職員の意識を少しずつ変えながら、日常生活の中で社会復帰に向けた支援を進めています。少年院で調理スキルを磨く ――食を通じた更生の取り組みは広がっているのでしょうか。 組織として体系的に進んでいるわけではありませんが、重要性への認識は広がりつつあります。私自身は、特に少年院で、社会復帰の基礎として調理スキルを身につけてもらう取り組みをしてきました。 「食べること」は生きること…この記事は有料記事です。残り856文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小泉浩樹くらし科学医療部専門・関心分野社会保障、消費者問題、地方自治関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






