深掘り二階堂友紀 後藤隆之印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

法務省は2027年4月、高齢あるいは障害のある女性受刑者らのサポートを集中的に行う刑務所を東京都昭島市に新たに設ける。受刑者の特性に応じてきめ細かな処遇を行い、再犯防止をめざす「拘禁刑」の理念に沿った施設となる。【現場から】「塀の中」で進む高齢化 刑務所が老いる受刑者の「福祉」を担う現実 犯罪白書によると、2024年に刑務所に入所した受刑者は約1万4800人。このうち女性は1557人で、65歳以上の高齢者の割合が21.6%を占める。女性の場合、窃盗や薬物犯罪の再犯者が多く、虐待や性被害を受けて心的外傷や摂食障害などを負っている例も少なくない。 法務省は昨年6月、「懲らしめ」から「立ち直り」に軸足を移す拘禁刑が導入されたことを受け、刑事施設での画一的な処遇のあり方を見直し、24の矯正処遇課程を新設した。このうち「高齢福祉」や「福祉的支援(知的・発達障害)」、「同(精神上の疾病・障害)」などに振り分けられた女性を東京・昭島の新施設に受け入れる。 全体の定員は420人。高齢や障害のため医療や福祉のサポートが必要な女性240人、心理的なケアが必要な女性140人の収容が可能だ。刑務官に加え、介護福祉士、作業療法士、社会福祉士らがチームで処遇にあたる。近接する医療刑務所「東日本成人矯正医療センター」の医療スタッフとも連携する。 また、鍵のない個室があるなど一般社会に近い環境の棟(定員40人)も設け、スムーズな社会復帰につなげる。 法務省矯正局によると、女性専用の刑務所や刑務支所は、昭島で8カ所目。「国内最大の女子刑務所」として知られる栃木刑務所(栃木市)は、老朽化などのため28年3月末で閉鎖する。福祉や医療のケアが必要な受刑者、計11.8% 拘禁刑の導入から1年が経ち…この記事は有料記事です。残り859文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人二階堂友紀東京社会部|法務省担当専門・関心分野法と政治と社会 人権 多様性関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする