「窒素吸入」での死刑執行を直前で阻止、米連邦最高裁 残虐と波紋2026年6月12日 13時00分ニューヨーク=田中恭太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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米連邦最高裁は11日、アラバマ州でこの日に予定されていた「窒素吸入」による死刑執行を阻止した。同州が2年前に全米で初めて実施したが、憲法で禁じられた「残虐な刑罰」にあたる恐れがあるとして波紋を呼んでいた。死刑執行が急増するアメリカ 突出するフロリダ、刑務所前で見た光景 米NBCテレビなどが伝えた。最高裁は判断理由を明らかにしていないが、下級審の控訴裁判所が今月8日、「激しい苦痛をもたらす重大なリスクがある」として執行を差し止める判断を出していた。 米国では薬物注射による執行が一般的だ。一方、同州は2024年1月、点滴が打てず薬物注入を断念した死刑囚に対して窒素吸入を初めて採用。その後も6人の死刑をこの方法で執行した。 報道によると、担架に固定し、口と鼻をマスクで覆って窒素を吸入させ呼吸できなくさせる。州側は「急速に死に至らしめ、人道的で苦痛がない」と主張していた。だが長く苦しむ様子がみられ、死亡確認まで30分かかった事例もあったと報じられている。国連人権理事会に任命された専門家からも「拷問に相当する可能性がある」といった批判が出ていた。 11日は、1998年に質屋店主ら2人を殺害した罪などで死刑判決を受けていたジェフリー・リー死刑囚(49)の執行が予定されていた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田中恭太ニューヨーク支局専門・関心分野国連、米国社会、国際情勢、裁判、独占禁止法関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする