「高齢者は常に支援される側?」高校生は考えた 多摩大付属聖ケ丘高竹中美貴印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「学びの主役は生徒」をモットーに掲げる多摩大学付属聖ケ丘高校では、生徒が自発的に学びを深めるための探究学習に力を入れている。 2022年度に始まった「探究ゼミ」では、授業に多摩市職員が立ち合い、市の地域課題に向き合う。地域を舞台にした探究学習、多摩市職員がサポート 4月下旬、2年の生徒たちは商店街活性化や災害対策など八つのゼミごとに、年間の活動計画を立てていた。高齢者支援のゼミでは、多摩市協創推進室の西村信哉さん=5月に退職=が生徒の様子を見守っていた。 詐欺の注意喚起、運動機会の提供など、数多くの活動アイデアがあがる中、ふと西村さんが問いかけた。「果たして高齢者は常に支援される側なのかな」 生徒たちはハッとした様子で、考え直す。しばらくして「人生最大の失敗について語ってもらうのは?」「しくじり先生じゃん!」。違った角度からアイデアが出て会話が弾みだした。ゼミ長の橋本直哉さん(16)は「ぼくたちが助けてもらう側になるって新鮮。3学期にはこの視点から、自分たち主催のイベントを開いてみたい」と話す。高校生との交流、多摩市民も歓迎 西村さんによると、高齢者支援ゼミが23年に地域の祭りで高齢者向けのスマホ講座を開いたところ、「若者と話せてうれしい」「祭りの設営を手伝ってもらえて助かった」と好評だったという。西村さんは「外からの風を運んでくれる媒介者として高校生を送り込むことは、市民が自分の町を見つめ直すきっかけにもなっています」と言う。 生徒たちは1年間の活動後、その成果をリポートにまとめる。期末試験ではそのリポートをもとに、生徒1人に対して教員数人が向き合うかたちで面接が行われる。 授業を担当する出水良仁教諭(36)は、「親や先生ではない外部の大人を相手に、活発にコミュニケーションをとって学んでほしい。学校を出て地域で学ぶことを大切にしています」と話す。国内外で深める学び「スタディーツアー」 教員が自身の専門分野や興味…この記事は有料記事です。残り558文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人竹中美貴東京本社ネットワーク報道本部 専門・関心分野教育・子育て、地方自治関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする