インタビュー消える「戦場の霧」 ドローンは戦争をどう変えたのか 戒田重雄陸将聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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ウクライナ戦争などで無人機(ドローン)が威力を発揮しています。世界の軍隊がドローンの導入や研究を急いでいます。陸上自衛隊教育訓練研究本部の戒田重雄本部長(陸将)は「ドローンは有人戦力に匹敵しうる、戦場の重要な構成要素になった」と語ります。中国軍が見せつけた「物量」 ドローンは米軍の一歩先 元陸将が解説 ――ウクライナ戦争でのドローンの威力をどうみていますか。 ドローンはAI(人工知能)の進化と連動し、有人戦力に匹敵しうる、戦場の重要な構成要素になっています。人口でロシアの約1億5千万人を大きく下回るウクライナが、東部戦線であれだけの戦果を上げ、膠着(こうちゃく)状態に持ち込んでいます。 ――なぜ、ドローンは威力があるのですか。 ひとつは戦場の可視化です。陸上戦闘においては、地形、植生、明度などにより、敵の位置が判定しづらいという、「戦場の霧」と呼ばれる現象があります。しかし、今では衛星情報などを基に、ドローンを要所に飛ばし、ある程度の規模の部隊の移動などが把握できるようになりました。 もうひとつは、ドローンが安価で大量生産が可能な点です。兵員の安全を確保しながら、様々な攻撃が可能になりました。【連載】読み解く 世界の安保危機ウクライナにとどまらず、イラン情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ460人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。ドローンの出現、簡単になった「航空攻撃」 ――ドローンがない時代は…この記事は有料記事です。残り1673文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする