ストーリー神様の意思宿る?みこしが暴れる奇祭 災禍経てムラは一つになった石橋英昭印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

世にも不思議なお祭りが6日、岩手県大船渡市の小さな漁村で繰り広げられた。2基のみこしが意思を持つかのごとく、突然止まったり、走り出したり、暴れ回りながらムラをゆく。それはあたかも、繰り返される災禍に、神様が果敢に立ち向かうかのようだった。 人口1900人余りの同市三陸町綾里(りょうり)地区。漁港をはさんで対岸に鎮座する天照御祖(あまてらすみおや)神社と市杵嶋(いちきしま)神社が、合同で執り行う5年に1度の「式年大祭」だ。 夜が明けると、まず市杵嶋神社のみこしが御祖神社まで迎えにゆく。御祖神社のみこしも石段を下りてきて、長い行列を従えての渡御(とぎょ)の出発だ。沿道には、綾里じゅうの人が集まってきている。 みこしは急発進を繰り返し、道をそれそうになったかと思うと、後ろ向きに駆け出す。そばに付く権現様(獅子頭)があわてて後を追い、なだめすかすように舞い踊る。 「今年の神様は、よくギジむなぁ」「俺たちは神様の足。みこしが勝手に動くんだ」 沿道から感嘆の声が上がった…この記事は有料記事です。残り1052文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人石橋英昭盛岡総局員専門・関心分野東日本大震災、在日外国人、戦争の記憶関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする