幼児の学び、「苦行」にさせない心得は くもん知育玩具開発者に聞く聞き手・渡辺芳枝印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする【楽問(がくもん)のススメ】 学校、趣味、学び直し……。「学ぶ」「教える」の現場にいる人たちに取り組みや魅力を聞きます。今回は、くもん出版で知育玩具の開発をしている山田健太さんです。

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別の会社でおもちゃ開発をしていた頃、「これはすごいな」と感心していた商品がありました。 上から入れた玉が、くるくる回りながら落ちていく赤ちゃん向けの知育玩具「くるくるチャイム」(くもん出版)です。シンプルなのに、子どもは夢中になる。大人もつい、やりたくなる。1989年発売の超ロングセラー商品です。「こういうおもちゃを作りたい」と、2014年にくもん出版に入りました。 半年間、くもんの教室で採点などの研修をした後、商品開発部門の配属3年目で作ったのが「ロジカルルートパズル」です。アイデアを思いつき、その日のうちに一気に図面を描いて、翌日には発泡スチロール板や厚紙で試作品を完成させました。 5色の玉がそれぞれ同じ色のゴールにたどりつくように、直線と交差のピースをつなげて道をつくっていくパズルです。「あみだくじ」から着想を得ました。 発売前に幼稚園でモニター調査をした時、園児が「できた!」とキラキラした顔を見せてくれて、「これはいける」と確信しました。その後「3Dロジカルルートパズル」という第2弾も企画し、「日本おもちゃ大賞2022」で賞もいただきました。 今ならスマートフォンのアプリでも同じようなゲームはできるでしょう。でも、実際に手で物を動かし、考え、法則に気付き、実物で問題を解決するからこそ達成感が大きい。そして意欲的に次のステップに進める。そこに知育玩具の意義があると考えています。知育玩具の力、目の当たりにした「娘の算数」 知育玩具はくもん出版だけでも80点ほどあります。我が子にはどれを買うのが効果的なのか。難しい問いですね。私が3児の親として実感したのは、「どれ」と同様に「いつ」も重要だということ。タイミングですね。 娘が小さい頃、算数の学習で…この記事は有料記事です。残り529文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする