インタビュー子どもの脳を育てる食事 管理栄養士が提案「共働きでも続ける工夫」波絵理子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
[PR]
子どもの成長のために、食事でできることはないか。そんな親の思いに応えようと、管理栄養士の小山浩子さんは「育脳ごはん」を提案してきた。脳の発達と栄養には大きな関わりがあるという。共働き家庭でも実践しやすい工夫を聞いた。まなviva!(学び場)幼い子どもから、人生のベテランまで。日々の暮らしの中に、学びは満ちています。「学ぶ」をとりまく最新事情を伝えます。「IQの高い子を育てるには」企画がきっかけ 育脳というと、「勉強ができる子を育てること」と受け取られることがあります。でも、私が目指しているのは、社会に出た時に自分で考え、行動し、失敗から学びながら前へ進める力を持ってもらうことです。PDCAサイクル(計画、実行、評価、改善)を自分で回しながら成長できる状態と言ってもいいかもしれません。 私が「育脳ごはん」を提案するようになったきっかけは、10年ほど前の育児雑誌の企画でした。「IQの高い子を育てるには何を食べさせたらいいのか」というテーマへの保護者の関心がとても高かったんです。 ただ、その頃に出ていた本の多くは「魚を食べましょう」という話が中心でした。毎日の暮らしの中で無理なく続けられる方法を伝えたいと思いました。最初にお話をいただいた時は、しばらくお断りしていたんです。ただ、「全国の親御さんたちの役に立つと思ってやってほしい」と言われて決心しました。 そこでまず1年ほどかけて、脳と食事に関する脳科学者や医師の本を50冊ほど読みました。共通して出てくるキーワードがありました。それがDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸です。いい脂を食事から 12歳頃まで大切な時期 脳は水分を除くと約6割が脂質でできていて、いい脂を取ればいい脳ができていく。その脂質のうち2割がオメガ3なんです。ただオメガ3は体内では合成できないため、食事から取る必要があります。 オックスフォード大の研究では、子どもにDHAなどを継続的に取ってもらったところ、読解や書き取りなどの能力に改善が見られました。このエビデンスに出会って「子どもの脳の成長と食事には確かに関係がある」と確信できたんです。 脳の成長は幼い時期ほど著しく、3歳頃までに急速に発達します。その後も11~12歳頃まで大切な時期が続きます。ですが、「もう中高生だから効果がない」ということはありません。脳には大人になってからも伸びしろがあり、栄養や刺激によって神経のネットワークを育てていくことができます。まずはオイルをかけるだけ後半では小山浩子さんによる「育脳ごはん」レシピも紹介しています。 一番大変だったのは、学んだ…この記事は有料記事です。残り1339文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






