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連載「帝国の幻影~壊れゆく世界秩序~ 国連は無力なのか」 ニューヨークにある地上39階建ての国連本部の2階には、高官や各国大使が記者会見をする部屋が設けられている。ここで昨年末、人道問題を担当するフレッチャー国連事務次長は1年を振り返り、苦渋の表情を浮かべた。 「飢餓が急速に広がり、食料予算は大幅に削減された。何百万もの人が必要不可欠な支援を受けられなくなった」 国連の使命の一つに、人道危機への対処がある。だが、私がニューヨークに着任してからのこの1年、こうした取り組みが瀬戸際にあることを国連本部で何度も耳にしてきた。 背景にあるものは何なのか。現場で何が起きているのか。国連本部から1万3千キロ離れた、世界最大規模の難民キャンプに向かった。今、世界各地の人道危機の現場では、命を救うために必要なお金が減っています。国連機関などの活動に影響し、国連憲章が掲げた理念から遠ざかっているのが現状です。そこにあるのは「負の連鎖」。キーワードは、大国による武力行使と軍事費です。■国連が命を救っている現場は…この記事は有料記事です。残り1654文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田中恭太ニューヨーク支局専門・関心分野国連、米国社会、国際情勢、裁判、独占禁止法関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







