コラム・寄稿多忙でも「居残り」、あふれるリスナー愛 伊集院光が見せるこだわり2026年6月9日 18時00分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする 注目のラジオ番組やポッドキャストを紹介する「WAVE」のコーナー。今回はニッポン放送の番組「伊集院光のタネ」をご紹介します。

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深夜ラジオを聞きながら、家に向かって車を走らせていた。腹がよじれるほど話が面白く「この先、峠道は電波が入らなくなる」と、わざわざ車を止めて聞き続けた思い出がある。伊集院光の番組だった。 ラジオパーソナリティーにしてタレント。バラエティー番組の常連だが、「伊集院光のタネ」(ニッポン放送、火~金曜午後5時30分)を聞いて確信した。「彼はやはりラジオの人だ」と。なにしろ、家路を急ぐ身を引き留めて聞かせ続けた人である。そのトーク力はテッパンだ。 番組は「新製品」「ウソ」など、「タネ」と呼ばれるテーマを設けてリスナーからのお便りを紹介するシンプルな内容なのだが、これがまた聞かせる。たとえば、定額サービスの「サブスク」。「夫なんですが、カツラのサブスクをしています。月3万です。家族でいちばん髪の毛におカネがかかっています。できたら、薄い毛を受け入れてもらって止めてもらいたいと思います」 妻からの愛あるお便りへの、伊集院の返しがまた良い。今週はゲストが出演。2日はお笑い芸人の松村邦洋。3日はお笑いコンビ「さまぁ~ず」の大竹一樹、4日は同・三村マサカズ。聞けばきっとクセになります。人気タレント、でも「居残り」も ラジオパーソナリティーとして絶大な人気を誇る伊集院光が、「タネ」と呼ばれるテーマを設けて投稿を募り、リスナーからのお便りを紹介する「伊集院光のタネ」(ニッポン放送、火~金午後5時30分)。田口真也プロデューサーは、伊集院の魅力をこう評する。「とにかくラジオに対する熱量がすごい。どうしたらリスナーに楽しんでもらえるのかを常に考え、アイデアがどんどん出てくる。だからわれわれも、それに応えようと全力で盛り上げています」 「熱量の大きさ」は「ラジオ愛」「リスナー愛」から湧き上がるものなのだろう。その一端を示すのがお便り選びだ。番組宛てのお便りの数は相当な量にのぼるそうだが、伊集院はそのすべてに目を通し、自分で選んでいるそうだ。「本番後、居残ったり、お便りを読むためだけに局に来たりすることもある」と、田口プロデューサー。多忙なタレントには、なかなかできないことだろう。 紹介するお便りの中には、書くことに慣れていない初めての投稿も少なくない。「こういうお便りも読みますからね」と放送中に呼びかけることも忘れない。陰の労を惜しまず徹底してリスナーに寄り添う姿勢こそが、支持される理由なのだろう。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする