Royal Copenhagen 1981 Annual Plate © Fiskars Denmark (Vita) A/S

[PR]

第6章 障害者のみなさんお願いします! その2遺伝病当事者の涙の訴えにもかかわらず、議論は平行線のまま、筋硬直性ジストロフィーの承認は見送られる。可否を決める日産婦内の議論は、以後、外部に閉ざされることに。「これは優生思想のある意味でいったら個人化」「つまり女性の身体というか、女性が産むという行為が、優生思想のひとつの道具にされてしまう」 会場での議論は、反対論の奔流に押し戻されてしまったかのようだった。最後の力を振り絞るようにして、27歳の筋強直性ジストロフィーの女性が再び立ち上がり、今一度の意見陳述をした。 * * * 選ばれなかった命を考えよ、とおっしゃられました。 先ほど言いましたように、私は第一子を亡くしています。しかし、私の病気の場合、第一子が亡くなったと同じように、第二子もその可能性があるんです。(中略) それでも産めというのはあまりにも酷なことではないでしょうか。(中略) 1回目が死産で、2回目も…