住宅街の一角にひっそりとたたずむ検見川送信所の旧局舎=2026年3月18日午前11時12分、千葉市花見川区、前田基行撮影

[PR]

日本初の国際放送を成功させるなど、日本の無線通信技術の発展に大きな役割を果たした施設が、かつて千葉市にあった。旧逓信(ていしん)省の検見川送信所だ。今年は送信所が開局して100年になる。局舎だった建物が今も残っていると聞いて、現地を訪ねた。 JR新検見川駅(花見川区)から歩いて10分。閑静な住宅街の一角に、古びたコンクリート造りの建物がひっそりと立っている。開発が進む周辺とは対照的に、そこだけが手つかずの状態で取り残され、時が止まっているかのようだ。 「ここが日本の無線通信史に名を刻む検見川送信所です」。そう話すのは、国立研究開発法人「情報通信研究機構」(東京都)の上席エキスパート、滝沢修さん(64)。送信所の歴史に詳しく、取材に同行してくれた。日本初の国際放送を中継 検見川送信所は1926(大…