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売春防止法改正に向けた議論が始まった。買う側を売春の「相手方」と位置づけ、処罰の対象としない法のあり方には、買う側を免責していて「性差別的だ」との声がかねて上がっていた。だが、売防法だけが変わればいいのか。現在、風営法のもとで「性交」以外の性的サービスは合法なものとして提供されている。性風俗産業は巨大な市場となり、人が商品として扱われている実態がある。いったい、性を「買う」とは何なのか。「買春」の現場を取材した。【ポイントと課題】「買う側」処罰に賛否 売春防止法の見直し議論【上野千鶴子さんに聞く】福祉が風俗に勝てない現実、それは女性の選択か 東日本に住む30代後半の男性が初めて風俗店を利用したのは、大学の卒業旅行で福岡を訪れたときだった。 「中洲に来たら行くしかねえ!」 日本有数の歓楽街・中洲の飲食店で酔いが回ってきたころ、3人いた同級生の一人が言い出した。 街の客引きにこちらから声をかけ、まずは「おっパブ(おっぱいパブ)」へ。「セクシーキャバクラ」と呼ばれる風俗店の一種だ。飲食をしながら、接待する従業員の女性の胸などを触ることまでが、サービスとして許されていることが多い。 ここでは3人の欲求は満たさ…






