ストーリー「こんな商品売れない」からの逆転劇 消しゴム会社が生んだ大ヒット佐藤陽印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
記者(59)が小学生のころ、爆発的に流行したのが「スーパーカー消しゴム」だ。それから半世紀が過ぎた今、本物そっくりのミニチュア消しゴムで人気を博する小さな会社が、埼玉県八潮市にある。訪ねると、そこは「消しゴムに囲まれたワンダーランド」だった。 会社の名は「イワコー」。「おもしろ消しゴム」と称し、食べ物や動物など約500種類を商品化している。1968年に岩沢善和さん(故人)が一人で創業。現在は長男の努さん(60)が社長を引き継ぐ。社員はパートを含め59人で、とてもアットホームな雰囲気だ。 現社長の努さんが対応してくれた。創業したのは千葉県松戸市にあった4畳半2間の小さなアパート。努さんが生まれて数年たったころだった。文具会社から独立した善和さんは希望に燃えていた。 当初は鉛筆キャップなどを作っていたが、73年に八潮市に住居・会社を移転したころから、鉛筆キャップに消しゴムをつけて発売した。消しゴムつきのシャープペンシルがヒントだったそうだ。 それが爆発的に売れた。当時は自社工場がなく、外注して作ってもらっていた。ところが外注先の工場がアイデアを横流しし、別の文具メーカーに「消しゴムつき鉛筆キャップ」の生産を提案したのだという。工場はその会社の注文でいっぱいになり、善和さんの注文は受け付けなくなった。苦い経験があったから、いまがある 悔しい思いをした善和さんは…この記事は有料記事です。残り1604文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人佐藤陽文化部be編集部専門・関心分野終末期医療、看取り、メンタルヘルス関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







