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俳優の前田敦子さん(34)が芸能活動20周年を迎えた。2月には14年ぶりとなる写真集「Beste(ベステ)」(講談社)を発売。立場や環境が変わっても、前へと進み続ける。その生き方とは――。フリーになり「責任感増した」――14歳のときにデビューしました。アイドルとして7年弱、その後も13年以上にわたって芸能界で活躍しています。続けていくために大切にしていることはありますか。 「止まることはいいけど、やめない」ということです。人間だから疲れてしまうことは絶対あります。たしかにアイドルは特殊で、活動期間が限られていて休むのが難しい。でも、多くの仕事は「ちょっと休むこと」はできると思います。長い人生をどうやって生きていくかと考えれば、私は「やめる」ではなく「休む」という選択をすればいいと考えています。 特に私は今、フリーランスという選択を取っているので、やるも休むも自分次第です。何かを決める責任も自分にあるので、フリーランスになって責任感が増したと思います。無理に走るより「自分と向き合う」――前田さんは大きな環境の変化に直面したとき、どのように対応してきましたか。 グループの後輩に「卒業したらどうするの?」って話をした時、「ちょっと休みたいんです」って言う子もいました。「それはすごくいいことだね」と答えました。行きたいところに行った方がいいし、やりたいことをやった方がいいよと。 私自身は海外に行ったり、映画をたくさん見に行ったり、いろいろやりました。「人間らしいこと」をしなきゃと思って、それを21歳の時に初めて経験できたような気がします。 止まるのってこわいですよね。私は出産の時に経験しました。すごくこわかったんですけど、無理に走り続けて何もならない5年間より、自分の人生を大事にしながら自分と向き合った5年間の方が絶対に有意義だよな、と思います。「人生最後の写真集」――今回は14年ぶりとなる写真集。どのような気持ちでオファーを受け止めましたか。 中途半端な気持ちで写真集はつくれません。特にこの年齢になった時に、何でもいいっていう無防備なものは難しいし、ちょっと現実的じゃないかもしれないという感じで当初は受け止めました。 でも「タイミングを見て、というのでも全然いいんですよ」と待ってくれました。ドラマにガッツリ入った時に、「あ、ちょっとこのままずっとやり続けるってどうなんだろう」と思い、「違うことをやってみるっていうのもありか」と。準備できる時間ができて、「(写真集を)やってみよう」と決めました。――写真は自分で選ばないそうですね。 それは長年続けていることです。自分で気に入って選ぶものって、案外よくないんです。この世界では「あるある」です。例えば、いいお芝居ができたと思ったものが、人には響いていないこともあります。「今日はなんとなく微妙だったな」という日に、スタンディングオベーションが起きることもあるんです。――これが「最後の写真集」と公言しています。なぜですか。 前作を出した時は、まだ無防備でも大丈夫な時代でした。でも今はすごく、みんなの目が厳しくなっていると思います。いろんなことを含めて今しかない、この先もう二度と写真集をつくるタイミングは来ないだろうなと思ったので、「人生最後の写真集だな」と。もう二度と、絶対にありません。PROFILE◆前田敦子(まえだ・あつこ) 1991年7月10日生まれ、千葉県出身。A型。2005年にデビュー。映画・ドラマ・舞台など幅広いジャンルで活動し、2021年からフリーランスとして活動。昨年、芸能活動20周年を迎えた。






