ストーリー働いていない女性は活躍できない? 専業主婦が感じる「肩身の狭さ」杉山あかり印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「主婦は肩身が狭い」――。横浜市の40代女性はそんな思いを抱いている。 「子どもが5歳くらいまではそばにいたほうがいい」と思い、出産を機に会社員を辞めた。 長男が小学生になったときに生活費の足しになればとパートを始めたものの、病気のため半年ほどで専業主婦になった。 ママ友の中には、働いている方が気楽な人も、働きたくない人もいる。それぞれの選択でよいと思っているが、働いていることが当たり前で、「働いていないと悪い」と追い立てられるような気持ちになるという。「社会と切り離される感覚」 埼玉県の女性(62)は25歳のときに結婚を機に仕事を辞め、不妊治療の末、双子を出産した。1人は知的障害があり、ほぼ自分1人で担った家事育児は「てんやわんや」だった。 時が経ち、子どもが中学生になると、日中だけ小学校で支援員の仕事を始めた。周囲では働きに出るママ友が増えて、社会と切り離される感覚があったからだ。 働く楽しさも大変さもわかった。それでも、「子どもが小さいときは一瞬で、一緒にいられないのはもったいない」と6年間で仕事を辞めた。 家事や育児をきちんとやったことに誇りを感じているが、「今の若い女性は仕事も子育てもやれと言われて、本当に大変だと思う」と話す。専業主婦世帯、共働き世帯の3分の1に ただ、こうした専業主婦の世帯は年々減少傾向にある。 内閣府の男女共同参画白書によると、男性が働いて収入を得ていて妻が64歳以下で就業していない世帯は、1985年の約936万世帯から2024年の約398万世帯へと500万世帯以上減り、共働き世帯の3分の1ほどになった。 背景には、2013年に当時の第2次安倍晋三政権が「女性活躍」を掲げたこともある。人材サービス会社「ビースタイルホールディングス」(東京)が運営する「しゅふJOB総研」研究顧問の川上敬太郎さんは、「『女性活躍』とは社会に出て働くことだと受け止められた面がある」と指摘する。 しゅふJOB総研が昨年実施した調査では、専業主婦・主夫経験者495人のうち、約5割が「世間から取り残されたような気持ちになる」、約4割が「仕事をしていないことに後ろめたさのようなものを感じる」と答えた。 川上さんは「働いていない人が少なくなったため、こうした感覚を抱くのではないか」と分析する。【特集ページはこちら】ジェンダーを考える Think Genderある政策に共感した理由 共働きが当たり前の時代にな…この記事は有料記事です。残り676文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人杉山あかり政治部専門・関心分野民主主義、ジェンダー、防災、人口減少関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする