深掘り北朝鮮の目的、生存情報…拉致問題追うフリー記者が「決定版」を出版北野隆一印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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長年、拉致問題を追ってきたフリージャーナリストの高世仁(たかせひとし)さん(73)が主に執筆し、複数の報道関係者らが匿名で協力した本「拉致 封印された真実」(旬報社)が今春、出版された。拉致問題の膠着状態が続く中、長年にわたる取材の現在までの到達点を示す「決定版」とうたう。解決に向けては、北朝鮮が伝えた日本人生存情報を足がかりに、改めて日朝交渉を進めるべきだと強調している。 高世さんはテレビ向け通信社「日本電波ニュース社」で特派員を務めた後、独立。アジア各国や紛争地を多く取材した。拉致問題では1997年2月、韓国に亡命した北朝鮮の元工作員・安明進(アンミョンジン)氏から「横田めぐみさんを北朝鮮で目撃した」との証言を引き出した。レバノン人女性らが北朝鮮に拉致され、脱走米兵と結婚させられていたとの実態も、独自に報じた。 今回、執筆を決意したのは、2002年以降、拉致被害者の帰国が実現していない現状に対し「なぜ拉致問題が進展しないのか、根本的な理由を探りたい」という強い思いからだという。 計約730ページの上下2巻本には、日朝交渉にかかわった外務省幹部や国会議員の直筆のメモや文書、警察の捜査記録などの未公開資料が盛り込まれた。「政府に情報公開と交渉の進展を促すため、取材で得られた情報をできるだけ明らかにしようと考えた。報道すれば北朝鮮を利しかねないとしてタブー視され、これまで表に出せなかったものもあった」という。 帰国した拉致被害者5人に日…この記事は有料記事です。残り1194文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人北野隆一社史編修委員 兼 東京社会部記者専門・関心分野北朝鮮拉致問題、人権・差別、ハンセン病、水俣病、皇室、現代史関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする