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2015年に亡命した北朝鮮の元外交官、ハン・ジンミョン氏(ペンネーム使用)が今年3月、ポーランドの研究者と共著で「私は北朝鮮外交官だった 平壌外交当局の秘密世界の内側」(自費出版、英語、未邦訳)を発表した。ハン氏は自身が体験した北朝鮮外務省やハノイの北朝鮮大使館の内部活動の様子などを詳細に語っている。党大会が示す「見せかけの繁栄」 北朝鮮元39号室幹部が語る表と裏 ハン氏は外務省で約5年間、アフリカ諸国などとの外交を担当した。北朝鮮は最近、アフリカを中心とした在外公館の数を減らしたが、その背景などについても語った。13年12月に起きた金正恩(キムジョンウン)総書記の叔父、張成沢(チャンソンテク)・元国防副委員長の処刑をめぐる北朝鮮社会の様子についても触れている。 また、北朝鮮の独裁体制の一端も紹介している。共著者のニコラス・レビ氏によれば、外務省から金正恩氏への報告システムはルールが決められ、厳格に管理されている。金正恩氏個人の書記局が、門番であると同時に審査権限者として機能している。すべての文書をフィルタリングし、重要度や緊急度に基づいて色分けされたタグで分類する。最も重要な報告のみが直接、金正恩氏に提出され、より日常的な資料は事務局が彼の代理で承認する。システムは効率的に機能しつつ、中央集権的な意思決定のイメージを維持するという。【連載】北朝鮮の表と裏北朝鮮は今年、第9回朝鮮労働党大会を開き、党の業績について自画自賛しています。一方で、各国の調査や脱北者の証言を積み重ねると、北朝鮮が長く自称する「地上の楽園」の表と裏が浮かび上がります。最新情勢を連載でお伝えします。報告書のフォントやスペースまで金正恩氏の好みに合わせる 文書が金正恩氏の書記局に送…