「友達がまだ向こうにいてる」 脱北した「帰国者」がイベントで訴え2026年5月25日 18時00分鳥尾祐太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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1950~80年代、北朝鮮に渡った在日朝鮮人や日本人配偶者が「祖国」でどんな生活をしていたのか。脱北した50人の証言を集めた本の刊行を記念して24日、大阪市内で報告会が開かれた。 証言集「証言・北朝鮮帰国者 祖国に渡った『在日』はどう生きたか」(集英社新書)は、ジャーナリストや研究者らで作る、一般社団法人「『北朝鮮帰国者』の記憶を記録する会」が編集した。脱北者50人の証言で問う「帰国事業」 北朝鮮に渡った9万人の生活 第1部では会の事務局長で、ジャーナリストの石丸次郎さん(64)が出版の経緯を説明。大勢の人が帰国した要因の一つに、日本国内での差別や貧困があったと指摘した上で、「在日朝鮮人の6.5人に1人が北朝鮮に渡り、どう暮らしたのか。残さないと、いなかったことにされてしまう」と話した。また、写真や手紙を紹介しながら、北朝鮮に渡ったある在日朝鮮人一家の歴史について説明した。 第2部では「帰国者の生をどうみるのか」と題して、石丸さんと、脱北者の金(キム)栄三(ヨンサム)さん(67)が登壇した。京都大大学院人間・環境学研究科の朴(パク)沙羅(サラ)准教授が進行役を務めた。大阪市西成区出身の金さんは、1973年に北朝鮮に帰国。その後、2008年に中朝国境から脱北した。金さんは首都・平壌の大学に進学したが、「裕福であっても、精神的な自由がなければ自由とは言えない。思考停止にならないと、向こうの社会に適応できない。その我慢が一番しんどかった」と振り返った。 脱北し、日本や韓国で暮らす帰国者やその子孫は約600人。ほとんどの人が今も北朝鮮国内で暮らす。金さんは「歴史じゃないんです、現在進行形なんです。私の友達が向こうにまだいてるんです」と訴えた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人鳥尾祐太ネットワーク報道本部| 西成・動物園担当専門・関心分野無国籍・移民・難民、環境訴訟、東南アジア関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








