弥生時代の大型建物跡見つかる、近畿最大級の規模 祭祀空間か 滋賀2026年6月4日 17時00分北川学印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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滋賀県野洲市の中畑・古里遺跡で、弥生時代中期末~後期初頭(紀元前後、約2千年前)とみられる大型掘立柱(ほったてばしら)建物跡が見つかった。滋賀県文化財保護協会が4日、発表した。近畿地方で最大級の規模で、集落居住域から離れた位置に単独で立地していることなどから、「聖域的な祭祀(さいし)空間」だったと考えられるという。 県文化財保護協会などが、大型店舗の出店計画に先立ち、昨年12月から約9400平方メートルの土地を発掘調査した。 見つかった建物跡は、短辺約7メートル、長辺約18メートルの長方形で、床面積は約126平方メートル。柱穴の規模は短軸1.0~1.5メートル、長軸1.5~2.5メートルだった。柱穴内から出土した土器の特徴から、弥生中期末~後期初頭のものと推定された。 類似の建物では、弥生時代最大級とされる池上曽根遺跡(大阪府和泉市・泉大津市)の建物跡(面積約133平方メートル)に匹敵する大きさだ。 柱穴に斜路が設けられている構造は、近接する伊勢遺跡(守山市)の弥生後期の大型建物と共通しており、その「祖型」と位置づけられるとしている。 また、中畑・古里遺跡は、古代より神が宿ると言い伝えられてきた三上山(近江富士)や、日本最大の「大岩山銅鐸(どうたく)」が見つかった大岩山遺跡が近くにあり、この建物がこれらと関連している可能性も考えられるという。 同志社大歴史資料館の若林邦彦教授は「建物の特殊性だけでなく弥生中期の祭祀空間のあり方を考える上でも重要」としている。 現地説明会は6日午後1時半から。問い合わせは滋賀県文化財保護協会(077・548・9780)へ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人北川学大津総局専門・関心分野地域の歴史、国際ニュース関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする