深掘り竹野内崇宏 古畑航希印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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台風6号は日本列島に「異例な雨量」をもたらした。なぜ、関東など台風本体から離れた地域でも早い段階から記録的大雨になったのか。 九州大の川村隆一・名誉教授(気象学)は、台風より南方の南シナ海周辺から大量の水蒸気が連なって日本列島に流れ込む「水蒸気コンベヤーベルト」と呼ばれる現象が起きていたと指摘する。 台風に取り込まれる水蒸気に加えて、日本の南東の沖合にある太平洋高気圧の西側の縁をなぞるように、暖かく湿った空気が南から流れ込んだ。この二重の水蒸気の流れ込みが日本列島周辺でぶつかり、積乱雲が次々に発生。線状降水帯など大雨につながった可能性があるという。 また、今年は5月下旬ごろから、太平洋高気圧の西側への張り出しが、弱い傾向が見られていた。台風を東へ運ぶ上空の偏西風も、平年より北の位置を流れる傾向にあり、例年の秋のような、日本列島を縦断するような進路をたどったという。 さらに、今回の台風を沖縄本島で観測した名古屋大学の坪木和久教授(気象学)は、沖縄付近を通過するあたりから台風の東側に「大気の川」と呼ばれる水蒸気の流れが形成され、大雨をもたらしたと指摘する。大気の川を伴った台風が本州に近づく頃には、台風本体の水蒸気と合わさり、大雨につながったと考えられるという。 この構造は、2023年6月…この記事は有料記事です。残り153文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人古畑航希くらし科学医療部|環境省、災害専門・関心分野野生動物、自然環境、災害、性暴力関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






