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台風7号は26日午後5時時点で、鹿児島県の奄美付近を北東に進んだ。27日にかけて速度を速めながら、九州から関東甲信に接近する見通しだ。 台風8号は当初の予想よりも発達した状態で日本の南の海上を北上し、27日には台風7号に先行して東海から関東甲信に接近して、上陸するおそれがある。淀川水系で一時氾濫危険警報 鉄道運休も相次ぐ【ダブル台風で注目】「藤原の効果」6種類の型とは?台風2つ接近で発生? 気象庁は、土砂災害や河川の氾濫(はんらん)などへの厳重な警戒を呼びかけている。 気象庁によると、九州や四国、近畿では26日、梅雨前線の影響で、台風の接近前から大雨となった。特に近畿では、26日朝に大阪府東大阪市の生駒山で1時間に76.5ミリ、大阪府河内長野市で69.5ミリの雨を記録し、観測史上最多を更新した。奈良市や滋賀県米原市、兵庫県明石市、京都府京田辺市など近畿の10地点でも、早朝~朝に観測した1時間の降水量が、6月でもっとも多かった。【動画】停滞する梅雨前線の影響で、各地で強い雨が降った=林敏行、小林一茂、田辺拓也、小宮路勝撮影、読者提供 48時間降水量でも、26日午後4時20分時点で、近畿から九州の26地点で6月の史上最多を更新し、大雨が長く続いている。 今後は東海や関東甲信も、台風8号の影響で雨が強まり、さらに台風7号の影響も加わって、27日にかけて大雨が続く見込みだ。 27日午後6時までの24時間雨量の見通しは、いずれも多いところで、東海で350ミリ、関東甲信と近畿で200ミリ、四国で180ミリ、九州南部で120ミリ、東北で100ミリとなっている。 27日には関東甲信、東海では最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートル▽近畿、四国では最大風速23メートル、最大瞬間風速35メートル、九州南部では最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートルとなる見通し。飛来物によってけがをするような非常に強い風が各地で吹く恐れがある。 総務省消防庁の26日午後2時時点のまとめによると、24日からの雨で、奈良県で重傷1人、鹿児島県で軽傷3人。鹿児島県や奈良県、福岡県などで住戸への被害が158棟確認されている。 26日午後5時時点で、台風7号の中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。鹿児島県奄美市の西約110キロを北東に進んだ。 午後3時時点で、台風8号の中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。日本の南の海上を北上している。関西では死者、道路ひび割れも 台風の接近に伴う大雨の影響で、関西地方各地で26日、土砂崩れや道路の冠水などが相次いだ。大雨の影響とみられる死者や負傷者も出た。 26日午後0時半ごろ、兵庫県淡路市尾崎で、新聞配達員の佐久間清貴さん(72)が深さ約20センチの川底にうつぶせに倒れているのを消防隊員が見つけ、死亡が確認された。県警は雨で増水した川に配達中の佐久間さんが誤って転落し、流された可能性があるとみて調べている。 奈良県ではけが人が出た。奈良市消防局などによると、同市佐紀町で26日午前6時50分ごろ、「人が溝にはまっている」と119番通報があった。男性(56)が自転車で走行中に誤って側溝に落ち、右足骨折の疑いという。 京都府精華町は26日午前、警戒レベルで最も高いレベル5の「緊急安全確保」を239世帯529人を対象に発令した。町内の複数の場所で土砂災害が発生したためで、町によると、道路沿いの斜面で土砂崩れが起きるなどしたという。 京都府八幡市の小学校では、体育館で天井材の一部が落下した。当時は体育の授業中だったが、けが人はいなかった。市教委によると、最大で縦横各20センチ、厚さ2センチ。雨が屋根から天井材に浸透し、はがれ落ちた可能性があるという。 また、大阪市によると、生野区の府道6カ所でマンホールのふたが外れ、周辺の道路が隆起したり表面のアスファルトがひび割れたりする被害が相次いだ。大量の雨水が下水管に流れ込んだことで起きた可能性があるという。 大阪府によると、府内では住家被害が90棟確認された。床下浸水46棟、床上浸水42棟、一部破損2棟という。 奈良県香芝市では、県道が冠水し、数台の車が立ち往生した。