かつらを作る山下みどりさん。大の虎ファンだ=2026年4月16日、京都市右京区、田井良洋撮影

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現場へ! 太秦100年 その先へ(2) 京都・太秦(うずまさ)から約1300本の映画を送り出してきた東映京都撮影所。歴史的ヒットを記録した「国宝」(2025年・東宝)の一部撮影でも所内のスタジオが使われた。 創立75年を迎えた4月、現場はNHK・BS時代劇「大岡越前」の収録で大わらわ。東和美粧の床山(とこやま)・メイク職人、山下みどりさん(55)は息つく暇もなく、かつらを結う。「はぁ、忙しいわ」 昭和が終わった1989年、映画が好きでこの世界へ。メイクは専門学校で習ったが、男優のかつらを作る床山は初めて。先輩の仕事を見よう見まねで覚えた。東映京都撮影所の俳優会館。かつら・衣裳合わせなど、役者らはここで撮影の準備を整える=2026年5月14日、京都市右京区、田井良洋撮影 東映時代劇の大御所俳優・里見浩太朗が「大恩人」という。「駆け出しのころから、仕事のイロハをすべて教えてもらいました。役者さんは、みんな先生ですね」 時代設定は戦国か江戸か、役柄は武士か町人か。髪形は子どもから年寄りまで千差万別だ。監督からイメージを聞き、衣裳(いしょう)部門と打ち合わせ、配役の個性にあわせてひとつずつ丁寧に作り上げる。映画「木挽町のあだ討ち」でも かかわった映画の最新作は…