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現場へ! 太秦100年 その先へ(1) 桜咲く3月28日、時代劇の聖地、京都・太秦(うずまさ)に春が来た。東映京都撮影所に隣り合う国内初の映画テーマパーク「太秦映画村」。半世紀ぶりに新装され、待ちわびた約5千人の客が詰めかけた。 その一角にあるオープンセットで公開撮影が始まった。昨年、日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝き、時代劇に新風を吹き込んだ映画「侍タイムスリッパー」。その劇中劇「心配無用ノ介 天下御免」の連続ドラマ全6話(7月16日からBS―TBSで放送予定)のクランクインを見届けようと、大勢のファンが全国から駆けつけた。今こそ勧善懲悪の時代劇を 京都出身で在住の安田淳一監督(59)は万感の思いで初日を迎えた。太秦に映画撮影所が誕生して、この5月で100年。その技と心を今に伝える東映京都の協力があってこそ、自主制作の時代劇を世に送り出せた。だから公開撮影は「恩返し」。観客は目の前で見学でき、撮影風景の写真や動画を撮ってSNSに投稿するのもOKだ。映画村初の試みでもある。 主演の田村ツトム(52)も興奮しきり。「お客さんの目一つひとつがカメラ。こんな体験、初めてですわ」。関東から見に来た29歳の女性2人組は「撮影の大変さにびっくり。時代劇って、おじいちゃんが見るものと思ってたけど新鮮でおもしろい!」。 強権政治が大手を振り、戦火が燃え広がる世界の渦中にあって、安田監督は今こそ勧善懲悪の時代劇を復活させたいと力を込める。「庶民の怒りや悲しみを代弁するヒーローを生み出さなあかん」昭和には12撮影所がひしめく 太秦に最初の映画撮影所がで…






