インタビュー果たされぬ政府の説明責任 権威主義に近づく危機感 山崎望さん聞き手・富田洸平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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従来なら手前で踏みとどまっていた一線を、十分な説明も果たさないまま政治家や政府が越えている。自民党大会での陸上自衛隊員による国歌歌唱や、殺傷能力のある武器輸出の全面解禁に記者は疑問を抱き、現代政治理論が専門の山崎望・中央大教授を訪ねました。山崎さんは言います。「自由民主主義のルールから逸脱し始めているのではないかという危機感がある」【憲法学者の視点】政党に利用される危うさ【元自衛隊幹部の視点】言語道断、文民統制の失敗 自民党大会で自衛隊員が制服を着て歌うという行為が、党への支援でなければ何だったのか。自衛隊と政治の距離に対する問題意識が、政党側にも自衛隊側にも乏しかったと感じます。問いに正面から答えない 自衛隊は、法的に正当化された暴力を行使できる組織です。政府と一体化すれば、歯止めをかけることは極めて難しい。政党は政府を形成しうるわけですから、いかなる政党であっても自衛隊との接近は厳に慎むべき行為です。その前提に立てば、自民党は民間の歌手を招くべきでしたし、自衛隊も断るのが筋です。小泉進次郎防衛相がSNSに隊員との写真を投稿したことなども含め、歴史的に繊細な対応を求められる問題について、知識も経験も足りなくなっていると感じます。 その後の説明にも大きな問題があります。問われたのは「なぜ政治的行為ではないと言えるのか」「自衛隊の政治的な中立性に疑義が生じないか」です。しかし、小泉進次郎防衛相の釈明は報告体制の不備にスライドし、正面から答えていません。一方的に見解を示すだけという場合もありました。高市早苗首相も同じ傾向があります。自由民主主義のルールから逸脱し始めている 説明が足りないという点では…この記事は有料記事です。残り1050文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






