コラム・寄稿髪や肌に手を抜けない韓流政治 ルックス戦略の激戦地を生き抜く山中季広印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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連載コラム「長考一番」 朝日新聞コラムニスト・山中季広このコラムは……何かと慌ただしい毎日、ニュースの消費サイクルも分単位に。そんな時代だからこそ、本社コラムニストの山中季広編集委員があえて長い時間軸で過去と現代を見つめ、迫り来る未来を考えます。 「まずあなたにお勧めしたいのは白髪染め。それからメガネも要変更。黒の太いフレームに替えれば、お若く見えます」。ソウル市内で初対面のイメージコンサルタント鄭連雅(チョンヨナ)さん(68)から矢継ぎ早にアドバイスを受けた。 申し込んだのは、韓国の政治家の「見た目」戦略についての取材。非常戒厳で有罪の一審判決を受けた前大統領の尹錫悦(ユンソンニョル)氏はズボンのはき方がだらしなく不評だったこと。現大統領の李在明(イジェミョン)氏は白髪を黒く染めて好感度が増したこと。そんな話を興味深く伺った。 ところが取材は途中から個人指導の場に。「ほおのシミ取りは早めに。スーツは肩にもっと量感を」。髪や服に無頓着な私に黙っていられなくなったらしい。 鄭さんによれば、過去の大統領で外見をきちんと整えたのはノーベル平和賞に輝いた故・金大中(キムデジュン)氏あたりから。政争が激しい分、外見上の小さな落ち度でも足をすくわれかねない。 過去にはまぶたを二重にする施術を受けたと明かす大統領がいれば、植毛のうわさをかたくなに否定した大統領もいる。鄭さんは政治家から頼まれてネクタイやシャツの買い物に同行したり、評判の美容外科を紹介したりしてきたという。 おりしも韓国は地方選のまっただ中。ソウルや釜山の市長選のほか、道知事選や国会議員補選の投票が6月3日に迫り、街角には候補者の顔写真があふれる。 むろん、候補者のルックスだ…この記事は有料記事です。残り787文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人山中季広コラムニスト専門・関心分野世間、社会、未来関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする









