深掘り「ドナルドだけ」笑顔で懐に飛び込み… 高市外交、振る舞いどう見る太田成美印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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首脳会談は、具体的な合意内容だけではなく、ファーストネームでの呼びかけやスキンシップといったトップ同士の関係づくりにも注目が集まる。同盟国や同志国、隣国との首脳会談を通して、高市早苗首相の外交における振る舞いの特徴がしだいに浮き彫りになってきた。首相の振る舞いをどう読み解くのか。2人の専門家に聞いた。 「似合う! 似合う! 写真撮って」 19日、韓国南東部・安東(アンドン)を訪れた高市氏は、李在明(イジェミョン)大統領に自身の夫の出身地・福井県鯖江市のメガネを贈った。李氏がメガネをかけると、高市氏は大喜びし、ツーショット撮影をした。 これに先立つ共同記者発表で高市氏は満面の笑みで成果を語った。さらに、次の日本での会談の開催地について「温泉にしようかな、どこにしようかな」と両手をグーにして顔に寄せながら、楽しげに語った。 親しみやすさを前面に、笑顔で相手の懐に飛び込んでいくスタイルが高市氏の特徴と言える。 翌日にあった国会の党首討論では、中道改革連合の小川淳也代表が「破壊力のある笑顔で各国首脳と渡り合ってこられた」と評した。「破壊力のある笑顔にやられそうだが」と前置きして、高市氏と向き合った。初の女性首相である高市氏の外交の場での振る舞いをどう読み解くべきか。日米関係を中心とした「外交」の専門家と、「政治とジェンダー」に詳しい専門家、2人の目線から考えます。 昨年10月の就任後、外遊や相手側の訪日の機会にあわせ、主要7カ国(G7)の首脳とはすべて直接顔を合わせた。 今年3月、ホワイトハウスでの日米首脳会談で、高市氏は繰り返し、トランプ大統領に「ドナルド」と呼びかけた。高市氏は、フランスのマクロン大統領に対しては「エマニュエル」、イタリアのメローニ首相には「ジョルジャ」、英国のスターマー首相にも「キア」と会談のたびに、ファーストネームで呼んでいる。「トランプ大統領」と呼んでいた石破茂前首相とは対照的だ。ファーストネーム外交は「国内世論向け」 「日米首脳会談」の著書があ…この記事は有料記事です。残り2305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人太田成美政治部|外務省担当専門・関心分野朝鮮半島情勢、日韓関係、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする