「これ、私のことだ」 同じ仕事なのになぜ待遇が悪い? 届いた疑問編集委員・沢路毅彦印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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「これ、私のことだ」。2019年、青森県十和田市内の場外馬券売り場で働く女性のもとに、会社の総務から厚生労働省の「働き方改革」のパンフレットが送られてきた。そこには次の年の春から始まる「同一労働同一賃金」の説明があった。 女性が働いていた場外馬券売り場はテレビ岩手のグループ会社、東北映像(本社・盛岡市)が運営していた。大型のディスプレーがあり、岩手競馬だけでなく、各地の競馬場の映像を見たり、馬券を買ったりすることができる。 女性以外の職員は、館長と映像管理を委託された外部の従業員。女性は施設の管理、伝票の処理、競馬新聞の販売など事務全般を担っていた。所定の労働時間は午前9時半~午後5時半だが、ナイター競馬が増えたため、残業もあった。 契約期間は無期で、労働時間はフルタイム。正社員と同じなのに、賃金が低かったり、手当がなかったりするのはおかしい――。無期フルタイムの「同一労働同一賃金」を求めた女性の訴えが、法律に書かれていない内容の判決を生みました。雇用期限ない働き手も正社員と「同一労働同一賃金」に 高裁判決確定 02年に採用された時は「正社員になれる」と聞いていた。でも、労働条件通知書の身分は「嘱託」。 東北映像は、十和田以外に二つの場外馬券売り場を運営していた。別の売り場にいた「正社員」は、女性よりも仕事が少ないのに待遇が良かった。 疑問が膨らみ、自分で調べてみた。21年夏ごろ、会社に正社員との違いを質問した。総務の反応は「法律上、答える義務がない」。ただし、「嘱託」は再雇用をさすことが多く、混乱を避けるためだとして「(無期)契約社員」に変更された。 「同じ仕事をしているのに、自分が正社員じゃないのはおかしい」「働き方改革は無期の人は関係ない」 労働局に行き、労働条件通知書を見せて相談した。「間違いじゃないか」と驚かれたが、「働き方改革は無期の人は関係ない。どうしようもない」。 どういうことか。働き方改革…この記事は有料記事です。残り2048文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人沢路毅彦編集委員|労働専門・関心分野労働問題・雇用政策関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






