現場から第4回学ぶ機会が少ない母乳は「タブー視されがち」 母親を解放するカギは永野真奈印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「授乳に我慢は必要ですか」③ 調乳した粉ミルクや液体ミルクをあげるなど授乳には様々なスタイルがあるが、その知識が十分に届いているとは言えない。中でも母乳については「母性」と結びつけて語られやすく、間違った知識による思い込みが母親を苦しめることもある。 出産した母親の悩みを深くしているのは、授乳に関する正しい情報が届きにくい環境です。子育てしやすい社会をつくるために必要なのは、幅広い層の人たちが正確な知識を得ることではないでしょうか。 「上の世代が推している」「古い考えの人が母乳の方がよく育つといって強要してくるイメージがある」「全然分からない」――。5月上旬、東京家政大学(東京都)の生活経営学の授業。講師の光畑由佳さんは、学生に事前にアンケートした母乳育児に抱く漠然としたイメージを示しつつ、「今、実際に子育てをしているお母さんのレベルと同じくらいだろうなと思います」と話し始めた。 次に「母乳は何歳まで飲むか?」とのクイズを出した。「①3カ月②1歳③3歳」の3択のうち、ほとんどの学生が「②1歳」を選んだ。 ユニセフや世界保健機関(WHO)は「2歳まで、もしくはそれ以上の継続」を推進している。光畑さんが「正解は、いつまででもOK」と伝えると、約100人の学生がいた教室内に小さなどよめきが起きた。「母乳は自然と出るもの」 思い込みで深まる悩み 授乳に関する基礎的な知識が不足しがち――。厚生労働省の事業の一環で、コンサルティング会社キャンサースキャンが2019~20年に行った母親へのインタビューや妊産婦支援を行う自治体担当者へのヒアリングによると、出産するまで、授乳に関する基本的なことを知らない母親が多いことが分かった。 例えば、母乳は乳児との触れ…この記事は有料記事です。残り718文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人永野真奈東京社会部|ジェンダー担当専門・関心分野ジェンダー、子ども、性暴力関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする