インタビュー山本悠理印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

24時間365日、電話一本、最短1時間でシッターの駆けつけ可。そんな子育て支援サービス「育児119」が今年、首都圏を中心に本格的にスタートし、利用者が口コミで増え続けている。「いますぐ助けて」にこたえてくれるものがあれば――。代表の石黒和希さん(31)が会社を辞めて自ら事業を立ち上げたのは、ある母親から出た、悲鳴のような願いがきっかけだった。自身も2人の子を育てながらの挑戦。込める思いを聞いた。 ――「育児119」とは、どのようなサービスなのでしょうか。 子育てをしているお母さんお父さんの様々な悩みに対して、登録している「頼ってさん」というシッターを手配します。特徴は、当日を含めて随時、依頼を受け付けていること。「最短1時間~駆けつけ」とうたっていますが、場所によってはそれよりも短い時間で、「頼ってさん」を手配できたこともありました。 予約は基本的にLINEアプリを使い、24時間以内の依頼をご希望の場合には電話で受け付けています。基本料金は1時間1700円(税別)からで、そこにお子さんの人数やオプションに応じた利用料などと、15%の事務手数料がかかります。 ――どんな「悩み」に対応していますか。 100人100通りのニーズに対応できるようにしています。お母さんがお子さんと別の部屋で休めるようにする。家から少し離れて美容室やお買い物に行く間、お子さんを見守る。あるいは、ただそばにいて話を聞いてほしいという依頼もあります。病児保育を除き、できる限りのことは、というところです。 夫婦で久しぶりにサッカー観戦に行きたいから、といったものもありました。「119」という名前ではありますが、他にどうしようもない時だけではなく、幅広く利用してもらえれば、と思います。2025年1月から本格的に事業を開始して、当初は月30件ほどだった依頼がどんどん増え、現在は200件以上にのぼっています。 ――即時対応は、どのようにして実現しているのでしょうか。 現在は主に東京、埼玉、神奈川をはじめとする関東圏でサービスを提供していて、その大半は東京の方からの依頼です。「頼ってさん」には、いま300人以上登録してもらっています。依頼を受け付けると、そこから近い方に相談、それで見つからなければ「頼ってさん」全体のLINEグループで呼びかけ、応じてくれた方に詳細を送るという流れです。深夜帯の依頼などもありますが、9割以上のマッチング率を達成することができています。 ――「頼ってさん」とは、どんな人たちなのですか。 保育士や小学校教諭、認定ベビーシッター、看護師といった資格を持つ方。また、子育て経験を生かし、「育児119」が独自に設けた認定資格を得て活動する方たちがいます。現場に出る前には、十分なスタートアップ研修も受けてもらいます。 依頼の前後には一人ひとりにメッセージを送ったり、SNSで「頼ってさんの秘密基地」というページを作って励まし合ったりと、お互いコミュニケーションを取りながら、高め合っていけるような工夫をしています。 ――どうして「育児119」をつくろうと思ったのですか。のびきった妻のうどん 打ち明けた決意 元々、育児サービスに関心が…この記事は有料記事です。残り2236文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人山本悠理文化部|be編集部専門・関心分野現代詩、現代思想、演劇・演芸、法律学関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする