ストーリー街に再びホタルの光 静岡・駿府城で観賞会 水辺整備に樹木医の献身山下凜太朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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静岡市中心部にある駿府城公園の紅葉山庭園で29日、ホタルの幻想的な光を楽しめる夜間特別開園が始まった。もともと庭園にホタルは生息しておらず、外部から迎えたホタルが定着できるよう水辺の環境を整えてきた。落雷をきっかけに全滅するという悲劇を乗り越え、近年は自然繁殖したホタルが再び増えつつあるという。 夜間の入場が始まった午後7時過ぎ。まだ明るさの残る庭園内では、すでに無数のホタルが光を明滅させながら舞っていた。来場者の差し伸べた手にとまることもあり、「すごい多いね」「きれいだね」といった声が聞かれた。観賞会、今年は2.64倍の抽選に 観賞会は2008年に「街中で自然を感じてほしい」と市の主催で始まり、コロナ禍などによる中断を挟みつつ続いてきた。去年からは、混雑緩和や安全性の確保のため事前抽選を導入し、今年は31日までの期間中、2.64倍の抽選に当たった計900人が訪れる予定だ。 市の担当者などによると、庭園を流れる小川は、清流として知られる安倍川の伏流水を地下からくみ上げており、その中でホタルの幼虫が育つ。エサとなる淡水貝類のカワニナも多い。毎年ホタルを外部から持ち込んでいるものの、徐々に自然繁殖が進んでいるという。 運営する静岡市まちづくり公社の飯田安武さん(47)は、「観賞会には子どもから高齢者まで幅広く訪れる。世代を超えて環境を考えるきっかけにしてほしい」と話す。「この庭で飛べ」樹木医の献身 ホタルはどうやってこの庭園で育つようになったのか。生息環境を整えた立役者が、静岡市の樹木医、望月泰之さん(65)だ。 市から環境づくりの依頼があったのは07年。市内の造園会社に勤務し、庭園を管理する責任者だった。正直こう思ったという。 「面倒だな」…この記事は有料記事です。残り770文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






