ホタルの光、スマホで撮れた 設定次第で幻想的に、夜景写真家に聞く別宮潤一印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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5月中旬、記者の自宅周辺でホタルが飛び始めた。都会の友人に自慢しようと、スマホを向けたが、もっとムーディーに撮れないものか。夜景写真家の中村勇太さんにも話を聞き、挑戦してみた。 山口市中心部では5月11日、ゲンジボタル(成虫)の今年初めての発光が確認された。前後して、市郊外の自宅まで走って帰宅中の私も、幅1メートルの用水路沿いで10匹以上の光を見た。 思わず足を止め、スマホ(2025年発売のGalaxy S25)をカメラモードに。そのままシャッターボタンを押した。すべてスマホ任せだ。 「カメラをしっかりと構えてください」と画面に表示されたので、息を止め、手に意識を集中する。 確認すると、意外なほどきれいに撮れていた。ホタルの光跡もばっちりだ。 昔は、一眼レフカメラを三脚で固定し、撮影モードをマニュアルにして、シャッターボタンを遠隔操作できるレリーズを使って、絞り値とISO感度をああだこうだして……と色々したが、すごい時代になった。 ただ、もっとムーディーに撮りたい。ホタルは静かに飛び、音を立てずに光る。その「静寂さ」が個人的に好きで、なんとか写真で伝えてみたくなった。 山口県庁近くの一の坂川で撮ることにした。「大殿ホタルを守る会」が保護活動をしており、最盛期には一夜で1千匹以上の乱舞が確認されてきたホタルの名所だ。 5月20日夜、小雨がやみ、風もおさまった川には、何匹ものホタルが舞っていた。数十メートルおきに橋がかかっており、ホタルの鑑賞にはもってこいだ。 今回は、スマホのカメラを、手動で設定できる「プロモード」に。1回8秒間の撮影(露光時間)にすることにし、そのため光に対するISO感度を320~500に下げた。ホワイトバランス(WB)も下げて青色を強めにし、夜感を出してみた。 現場で工夫したのは、スマホ…この記事は有料記事です。残り1113文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする