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国内の7割超のシェアを誇る「サクランボ王国」山形県が岐路に立たされている。気候変動の影響で、昨年、一昨年は収穫量が8千トン台となる記録的な不作に見舞われた。今年は3年ぶりに1万トン台を確保できそうな見込みだが、前途は多難だ。生産地のいまを追った。 5月中旬、山形県中央部の山形盆地に広がるサクランボ畑では、大きくなった実が赤く色づき始めていた。 主産地、天童市の王将果樹園でも、今月30日のオープンに向け、雨よけシートの設置や養分の分散を避ける摘果(てきか)作業が続いていた。 「実がなっているのを見ると、これまでの努力が報われたようで、ほっとする」と矢萩洋美社長(47)は笑顔を見せた。この時期は毎日、気温や空模様をにらみながら作業にあたり、睡眠不足が当たり前という。猛暑でハチ減少、代わりに授粉を担うのは… サクランボはほとんどの品種が自家受粉しない農作物で、実をならせるには人や昆虫の力で受粉させなくてはならない。 だが近年、花粉を運ぶ小型のハチ「マメコバチ」が県内全域で減っている。県農林水産部によると、毎年猛暑が続き、成虫になる前に死ぬ個体が多いという。 マメコバチの活動を補うため…この記事は有料記事です。残り2071文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人斎藤徹山形総局|総局キャップ・県政担当専門・関心分野人口が減っても持続可能な地域づくり大村美香くらし科学医療部|食と農専門・関心分野食と農関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






