深掘り外来種の悪影響は多様で幅広 後続の種を助長「侵入メルトダウン」も小坪遊印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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地域にいる生物を食べたり追い払ったり。外来種の悪影響はそんなイメージかもしれない。環境省も、在来種を食べる「捕食」、在来種のエサやすみかを奪う「競合」、交雑による「遺伝的攪乱(かくらん)」を主な生態系への悪影響に挙げる。だが、実際の影響はもっと幅広く多様だ。国内でも近年、様々な事例が報告されている。「人の目にはわかりにくい影響」はっきりと 大阪公立大などの研究チームは、チョウの一種が、外来食草を食べると「モテなくなる」ことを発見し、3月に国際学術誌に発表した(https://doi.org/10.1016/j.baae.2026.02.003)。 実験に使ったのは環境省のレッドリストで準絶滅危惧とされるクロツバメシジミ。幼虫はベンケイソウ科の植物を食べて成長する。以前から「食べる植物によって成虫の羽の色が変わる」と指摘されていた。平井規央教授(昆虫生態学)は「不思議な話だと思ったが、色の変化が天敵との関係や配偶行動に影響を与えるのかが重要だ」と考え、調べることにした。 チームは44匹の幼虫には在来種のツメレンゲを、55匹には外来種のツルマンネングサを与えて調べてみた。いずれもベンケイソウ科の植物だ。幼虫はどちらの食草でも育ち、体重などに差はなかった。 ただ、肉眼では見分けにくい…この記事は有料記事です。残り2033文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小坪遊編集委員|セグメント編集長(先端科学)、生物多様性・環境専門・関心分野生物多様性関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする