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ゾウが地域からいなくなると、多くの糞虫(ふんちゅう)も絶滅する可能性があることを、アメリカのプリンストン大学などの研究チームが実験やシミュレーションで突き止め、28日、科学誌サイエンスに発表した(https://doi.org/10.1126/science.aeb7062)。こうした共倒れが起きると、サバンナの健全性や家畜にまで悪影響を及ぼしかねないという。 生態系から、多くの種とつながりのある重要な種がいなくなると、その種とつながりのあった種も連鎖的に絶滅する可能性が指摘されていた。だが、シミュレーション研究などが多く、野外の実証例は乏しかったという。人間のフンも使って実験 チームはケニアのムパラ研究センターで、ゾウやキリン、シマウマやインパラといった体の大きさの異なる、草や木の葉を主に食べる8種類の動物と、ベジタリアンの人間のフンを使ったトラップを計504個設置した。調査地で確認された179種の糞虫のうち、トラップで132種、計4231匹が捕れた。多くは複数種の動物のフンに集まったが、ゾウのフンは他の動物より種数で2~6倍、個体数で1.5~24倍の糞虫を引きつけた。最も不人気だったのはキリンで、人間は3番手だった。 6カ所での操作実験のデータ…この記事は有料記事です。残り566文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小坪遊編集委員|セグメント編集長(先端科学)、生物多様性・環境専門・関心分野生物多様性関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
