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リレーコラム「あすを探る」 庄司香さんグリーンランド南東部クルスクの墓地=2006年、庄司香さん提供 旅先でよく墓地を訪ねる。著名人や権力者の墓でなく、名もなき人々の墓だ。そこには、人間の一生と死後をどうとらえるか、表れている気がする。 小さい頃、墓地は気味悪いと思っていたので、沖縄では親族が墓の前の空間に集まって楽しく宴会をすると知ったときは驚いた。亀の甲羅の形をした巨大な門中墓は、沖縄の伝統的な焼き物「やちむん」で美しい小物入れにもされるほど愛着の対象だ。 海外で印象的だった墓がある。生花が入手しづらい寒冷地のグリーンランドで、十字架が立ち並ぶ墓地にプラスチックの花があちこち供えられていた。生活の糧を海から得ていた先住民は死後の世界も海中にあると考え遺体を海に送り出していたが、白人がキリスト教を持ち込むと、凍土の上に墓を作るようになったという。グリーンランド南東部クルスクの墓=2006年、庄司香さん提供草が生えるように作られた墓 最近訪ねたパキスタンには…







