釉薬メーカー廃業の危機、窯元が事業承継を決断「萬古焼の産地守る」鈴木裕印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
伝統工芸を支える専門職の分業体制を、どう守り続けるか。江戸時代から続く萬古焼(ばんこやき)の産地は今春、陶磁器の生産に欠かせない釉薬(ゆうやく)メーカーの廃業という危機に直面した。地場産業の衰退につながりかねない突然の事態に、窯元「山口陶器」(菰野町)社長の山口典宏さん(51)は、この釉薬メーカーの事業承継を決断した。 四日市市、菰野町の地場産業の萬古焼は、原料の土、成形、焼成、釉薬といった専門職の分業体制で生産される。釉薬は陶磁器の表面を覆うガラス質のコーティングで、色や質感、光沢を生み出す。萬古焼は、国内生産の約8割を占める土鍋などの耐熱陶器を得意とするだけに、釉薬も独自の技術でつくられてきた。 山口さんが窯元の仲間から「四日市市の釉薬メーカーが廃業する。助けてほしい」という連絡を受けたのは、3月上旬だった。高齢の経営者が急病に倒れ、事業が続けられなくなったという。 窯元が200社あった昭和の…この記事は有料記事です。残り778文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人鈴木裕名古屋報道センター|尾張東部地区、教育専門・関心分野教育問題、貧困・格差、多文化共生、起業関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






